春夫にはコンプレックスがあった。それは高校時代に取得した普通二輪の免許に は「125cc以下に限る」との限定があったのだ!2007年、50歳を目の前に した春夫は限定解除すべく近くの教習所へ。しかし、30数年ぶりに乗るバイクに 手こずった。特に幅30センチの一本橋という課題は3回に1回は失敗したが、 なんとか見極めは合格していざ卒業試験!スムーズに試験は進み、問題の 一本橋だ!教官から教わったとおり肩の力を抜き、ニーグリップをしっかり、目線 は遠目に渡り始めたが、中間地点あたりでふらつき立て直すことができす落ち てしもうた!一本橋で落ちると、その時点で検定中止です。1時間の補習を受け て2回目では合格しましたが春夫の苦い思い出です。それから数年後、夢メッセで ハーレーダビットソンのイベントがあり、暇だったので125ccのバイクで行って みたら試乗会をやっていたが、もちろん大型二輪免許を所持していなければ試乗 できない!ここで、またしてもコンプレックス発生です!このイベントは春夫みたい なコンプレックスを持っている者を餌食にしようと教習所のブースがしっかりあるの です(笑) 春夫はそれに引っ掛かりその気になったものの、妻は大型バイクに乗 るのは危ないと賛同してくれないだろうし教習費用の12万円もネックだったけど、 ここで行動を起こさなければ一生後悔するような気がして教習所通うことに決定! 教習時間は12時間なので2、3週間ぐらいで教習は終わるかなと思いきや、週末 や仕事帰りの時間はなかなか予約が取れない!妻からは帰りが遅くなったりする ので怪しまれたので、「習い事をやっている」と言葉を濁した(笑)普通二輪と違う のはバイクが大きく重いだけでなく、時間制限のスラローム、波状路、そして普通 二輪より厳しい条件の一本橋があるのだ!還暦を目の前にしての習い事は大変 なうえに、梅雨の季節だったので春夫の教習のほとんどは雨だった。教官の見本 を見て、「あんなの俺には無理!」と自信喪失することが度々だったけど、何とか 卒業試験までこれた。卒業試験当日、受験者は3人で春夫の他に若い男性と62 歳の女性だった。順番は若い男性→62歳女性→春夫。若い男性は上手でミスも ほとんど無かった。62歳女性は身長が低いので一時停止すると足がつま先立ち になっていて足が震えている様子がうかがえた。課題は大きなミスは無かったも のの相当減点されたと思う。そして春夫の順番!緊張はマックス状態!普通二輪 の時に一本橋で落ちて検定中止になったトラウマがある。春夫は減点されてもいい から、慎重に最後まで走る切る作戦にした!多分、スラロームは時間がかかり過ぎ で一本橋では規定の時間より早く渡ったかもしれないので減点されたと思うけど 最後まで走ることができた。その後、所長から合格発表があり「全員合格!」思わ ず春夫は62歳の女性とハイタッチをして喜んだ!免許を取ればそれで満足かと 思いきや、やはり大型バイクに乗ってみたい欲求がわいてくる。しかし、大型バイク を購入するとなれば妻が許す訳がないし、車両の購入費用の他に車検代、税金、 任意保険代などの維持費がバカにならない!たまたま行ったバイク屋でレンタル バイクがあることを知り、マイガレ倶楽部に入会するといろんなバイクを格安でレン タルできるので即入会決定!オッサンライダーはバイクライフを楽しんでいます♪ |