(平成21年11月28日)
奥羽山脈、船形山のふもとに尾花沢市鶴子地区がある。そこで自家栽培した
蕎麦を食べさせてくれる「そば処鶴子」の蕎麦をかねてから食べてみたいと思っ
ていた。土曜日の12時半の仙台の自宅を出発、途中でお腹が空いたのでコンビニで
何か食べようと思ったが、あこがれの蕎麦を美味しく食べるために我慢した。
結局、鶴子に着いたのは2時半頃になっていて、もしかしたら営業終了しているの
ではないかと不安になったが、我らの前に1組の客がいたので安心した。江戸時代
から受け継がれているという萱葺き屋根の建物は趣きがあった。運ばれてきた
「大もりそば」(800円)は期待を裏切らない美味しい蕎麦で自家製大根の搾り汁で
割るつゆとマッチしていた。お店の方は「どちらからお越しでしたか?」と気さくに
声を掛けてくれ親しみやすい優しい方でした。食後はすぐ近くにある大正ロマンただよう
人気の銀山温泉を散策したが、夕方4時頃だというのに観光バスが何台も来ていて混雑
していた。この日は寒かったので車を少し走らせ、徳良湖にある日帰り入浴施設
「花笠の湯」に立ち寄り入浴した。風呂から上がって着替えていたら偶然にも高校の
同級生にYohsida氏に会いビックリした!子供の受験のことなどを話し、その後
実家に泊まり、翌日も蕎麦の食べ歩きをしようかと思ったが「秘密のケンミンショー」
でも取り上げられた「ゲソ天ラーメン」を食べたくなり山形市の「元祖有頂天」に行った。
ネットで調べたら行列のできるお店だそうで並ぶのが嫌だったので11時20分にお店に
着いた。すでに店は混雑していたが、なんとか座ることができた。俺が注文した「ゲソ天
辛みそラーメン」(大盛りで900円)は赤湯の龍上海に似た味で美味しかった!
ただ、俺は別にゲソ天は無くてもいいかな?と感じました。妻が注文した普通盛りでも
食べ応えがあるのに俺は大盛りを注文したものだから大汗かいてラーメンと格闘した!
この店は「大の目温泉」と併設されており、せっかくだから温泉に浸かってきましたが
源泉掛け流しの岩風呂でいい温泉でした。ただ、後から聞いた話で、過去になんと
その温泉で3人の方が亡くなっているということで、なんかゾッとしました(@_@;)
そば処「鶴子」の入り口 | 萱葺き屋根の民家をそのまま使ってます | 玄関、そばが無くなりしだい終了です |
店内、奥が厨房です | つゆは大根の絞り汁で割ります | 中太でコシがあるが喉越しがいい |
寒かったので妻は鴨そばを注文しました | いろんなお土産も売ってました | 自家製のそば粉、500g(700円) |
大正ロマンただよう銀山温泉 | 老舗旅館「水戸佐左エ門」 | 温泉街の奥にある滝 |
ここの蕎麦を食べるつもりが終了してました | なんと、いも煮をドロップに! | この地方の名物「くぢら餅」美味しいよ! |
元祖「とうふや」 | 立ち食い豆腐(160円) | 稲花(いが)もち(120円) |
岩魚がうようよ泳いでました | 夕暮れの徳良湖 | ここで立ち寄り入浴(350円) |
翌日、ゲソ天ラーメンが有名な「有頂天」へ | ゲソ天味噌ラーメン(辛みそ付き)800円 | となりは岩風呂の「大の目温泉」 |
(平成21年7月18日)
仙台市のお隣、川崎町ではそば粉の栽培も行っており、その地粉を使った
手打ちそばが食べられる。ダムの手前に「そば山彼方」と青根温泉の近くに
「川音亭」という美味しいそば屋さんもあるが、今回は川崎町の中心部、川崎町
役場の半径200m以内に5店のそばを供する食堂がある。称して「互麺会」です。
(もしかしたら「五麺会」かもしれません・・・)全店食べ比べたかったが、今回は
「佐幸精肉食堂」と「はるそば家」におじゃました。「佐幸精肉食堂」は食堂と
精肉店が併設している店。肉屋ではローストチキンが名物で、俺が行った時には
売り切れていた・・・他に馬肉・馬刺しも売っていた。食堂ではカツ丼やラーメン等、
そば以外も食べられる。「OHばんです」などたくさんの取材を受けたらしく壁に
その模様を貼っていた。この店のこだわりは「水」、笹谷峠近くの「ブドウ沢清水」
から汲んでくるそうだ。メニューに昔ながらの「中華そば」(500円)に気持ちが
そそられたが、今回はそばの食べ歩きなので・・・注文した「互麺そば」(750円)は
細切りのそばに具材がもられ、そばつゆをぶっかけて食べる品だ。次に行った
「はるそば家」はこじんまりとした清潔な店だった。麺は太打ちでコシがあり、そばの
風味を感じることができ、めんつゆも出汁が効いていて美味しかった。満腹となり町内を
散歩していたら、俺のギャンブル心がメラメラと疼いてきた!川崎町と言ったら「ボート
ピア川崎」!ボートは素人なので1レース、1000円だけと心に決めて舟券を買った。
2点しか買わなかったので当たるわけがないと期待していなかったが、見事的中!
でも4.6倍だったので、この日のそば代にしかならなかった。外れるよりいいか(^O^)
(平成21年3月21日)
現在のそばの原型といわれる二八蕎麦の始まりは1730年頃、神田が発祥の地と
いう文献がある。蕎麦好きの俺とすれば聖地ともいえる神田で蕎麦を食べないでは
いられない!江戸前のそばを食べる時は「焼き海苔」「板わさ」「蕎麦味噌」または
温かい「鴨蕎麦」や「天ぷら蕎麦」から蕎麦を抜いた「抜き」をつまみに日本酒を飲んで
からもりそばで締めるのがそば通のやり方だ。しかし、俺はこの日、3軒ハシゴする予定
だったので、酒とつまみは我慢して蕎麦だけにした。まずは創業明治17年の「神田まつや」
に行った。作家の池波正太郎のひいきの店だ。店構えからして趣きがあり、11時半に
入店したら混雑していたがちょうど1席だけ空いてて直ぐに座れた。(ラッキー!)
昼前だというのに客の半分以上は酒を飲んでいた!俺はジッと我慢して「もり」(600円)を
注文した。江戸前の細打ちで喉越しがいい。ツユは辛くて、蕎麦にちょっと浸ければ十分で、
全部浸けたらしょっぱくて食べれたもんでない!盛りは少なく5口ぐらいでなくなってしまう。
(今日は3軒ハシゴするのでかえって都合が良かった)
次は「神田まつや」の近くにある「かんだやぶそば」に行った。ここは明治13年創業で店内は
「まつや」より広い。ここの蕎麦の特徴はうすい緑色なのだが、これは清涼感を出すために
もやしの青汁をそば粉に混ぜて打っているそうだ。(俺もまねをして打ってみようかな)
次は上野に移動して誘惑に負けて「大統領」で一杯飲んだ。締めは浅草の「並木藪そば」に
行った。ここは「美味しんぼ」でも紹介された店でツユは東京一らしい!上げ底のザルにさらっと
盛られた蕎麦をそのツユにちょこっと浸けて食べれば、蕎麦とツユの見事なハーモニー!
このハーモニーを味わうためにはコツが必要で、必ずズズッと音をだして豪快に食べることだ。
上品に食べていたらダメです!今回食べた3軒に共通して言えることは麺は細打ちでコシが
あり喉越しが良かった。ツユはしょっぱくて麺に3分の一程浸ければ十分だった。
しかし、最後にそば湯で薄めて飲めば出汁の良さが分かった。江戸前のそばを満喫しました。
電気の街、秋葉原の近くにあります | 趣のある店構えの「神田まつや」 | 11時半に入店しました |
機械打ちかと思ったら手打ちでした | 次は「かんだやぶそば」へ | 若い女性も行く観光名所になっています |
独特のうすい緑色をした蕎麦 | 浅草に移動、忍ばすの池 | 昼間から皆んな飲んでます! |
東京マラソンのコース、雷門前 | 午後3時でも行列!並木藪蕎麦 | ここのツユは絶品です! |
腹ごなしに浅草寺を参拝しました | 仲見世は大混雑でした! | 来年は東京マラソンに抽選に当たりますように |
(平成21年3月11日)
岩沼から村田町のスポーツランド菅生に抜ける峠道がある。
途中には以前、大師温泉があったが、残念ながら昨年廃業してしまった。
南仙台走友会創設期はここを発着点としてトレーニングしていたのでほんとうに残念だ・・
岩沼蔵王線を岩沼から約2キロ走った左側に「花いかだ」の看板が現れる。
ここを左折し山道を1.5キロ程進むと右側に駐車場があり
そこから林の中を少し歩くと高台にお目当ての「花いかだ」がある。
自然に囲まれて最高のロケーションでそばを食べることができる。
ご主人がオススメということで「花おろしそば」(1200円)を注文。
細めのそばに季節の山菜などを盛り付け、出汁をぶっかけて食べる。
食後、主人が自慢の裏山を紹介してくれた。7年前に土地を購入し
5年前に開業したらしい。平日なにの結構お客さんでにぎわっていた。
岩沼蔵王線に戻り、菅生方面に車を走らせると途中から道が狭くなる。
峠を越えて、しばらく走ると古民家と大きな夫婦水車のある「民話の里」に着く。
ここでもそばを食べることができるが、今回の目的は道路の反対側の「千寿庵」だ。
そば屋と言っても普通の農家で「そば」のノボリがなければ見逃してしまいそうだ・・・
ここのメニューは「そば千寿」(800円)と太打ちの「田舎?」(800円)がメインだ。
「花いかだ」では細打ちのそばだったので「田舎?」を注文しようとしたら
美人のお店の方が、「本当に太くて固いですよ!」と念を押された!
山形の「あらきそば」や「水車そば」は割り箸ぐらい太くて固くて啜れないのを
思い出して、俺は好みでないので、太打ちは諦めて「そば千寿」を注文した。
運ばれたそばを口に含めば、そばの香りと甘みがひろがり至福の気分だ!
久しぶりに感動するほど美味しいそばに出会うことができ大満足であった!
ここの看板とノボリを目印に左折する | 駐車場から遊歩道を少し歩く | 高台に「花いかだ」がありました |
石に描いた草花 | 花おろしそば(1200円) | 盛り付けが綺麗です |
主人が外を案内してくれました | 主人が手入れした自慢の林 | 庭にクロッカスが咲いていました |
峠を越えて「民話の里」に到着 | 「民話の里」の向かい側に「千寿庵」 | 農家の建物そのものです |
店内の様子 | そば千寿(800円) | そば粉10に対しつなぎ1の外一でした |
石臼が飾ってありました | 親切に応対してくれてありがとう | 民話の里の「夫婦水車」 |