蔵王合宿 

(平成16年9月11日〜12日)

コース:大黒天〜刈田岳〜熊野岳〜刈田岳〜杉ヶ峰〜屏風岳〜不忘山
     不忘山〜屏風岳〜杉ヶ峰〜(エコーライン)〜大黒天

午前5時、賽の河原からの東の空 刻々と変化し、真っ赤になった フィナーレは金色の空に
刈田岳の頂上からお釜を望む 熊野岳の頂上から山形側を望む 北西に鳥海山と月山、手前に葉山
雲海に覆われた北蔵王と船形連峰 刈田岳の後方に南蔵王を望む 刈田岳に戻ったところでお釜
晴天の中、櫛が峰をめざす 蔵王最大のオアシス、芝草平 ベンチで小休止をした、屏風岳
目の前で雲が湧き上がる 南屏風岳をめざす 刈田岳方面を振り返る
稜線付近だけが晴れているのがわかる 山形側も雲で覆われている めざす不忘山は雲に隠れてしまった
すごい勢いで雲が沸き立つ 復路、屏風岳を望む 青空をバックにリンドウ
遠刈田温泉で有名な蕎麦屋「新楽」 名物、鴨そば 58点かな?
9月10日(金)仕事を終えてから、18時に出発し、遠刈田をめざす。途中で今晩と翌朝の食料と酒を購入する。遠刈田温泉の共同浴場(上)に入るが石鹸を忘れ、しかたなく「あつい湯」と「ぬるい湯」を交互に入りたっぷり汗を流す。また車を走らせて今晩の宿泊場所、エコーラインの賽の河原に到着。天気予報は晴れるとのことで、満天の星空を期待したが、曇っていた。しかし、仙台平野の夜景を一望できた。そこでビールを飲む。温泉でたっぷり汗を流したこともあり「ウマイ!」 明日に備えて9時過ぎには就寝したが車を止めた場所が悪かった。トイレが近い方がいいと思って止めたが、風向きが変わりトイレの臭いが・・・

9月11日(土)4時に目をさますがまだ暗いので、4時半までシュラフで待つ。準備をしていると東の空が赤くなってきた。なんと素晴らしい朝焼けだろう!これだけでも今回の合宿に来た甲斐があった。食事を済ませ大黒天まで移動する。準備体操をして5時45分出発、登山道というよりも遊歩道といった刈田岳への登りを20分ほどで登り、刈田嶺神社に参拝する。いつ見てもお釜は美しいが、あまりにも観光地化されて残念な面もある。そんなことを言っている俺もエコーラインのお陰で簡単にここまで来れたのだが・・・・・熊野岳からの眺望も素晴らしかった。山形の山々を独り占めすることができた。今回が秋田のトレーニングでなかったら、ここでのんびりしたいところだった。熊野神社でも秋田100キロの完走を祈願して、また刈田岳をめざす。この時間帯ほとんど観光客はいない、標高1800mのコースを走る爽快感は最高だった。

刈田岳からはハイラインを横切りながら刈田峠へと向かう。刈田峠からは登山道となり、前山、櫛が峰を越えると突然、広大な池塘の点在する芝草平に着く。チングルマやキンコウカなどの花の季節に来てみたい。ここからまた登ると1等三角点の標高1817mの屏風岳だ。ここでおにぎりを食べて小休止をするが、近くで雲が沸き立ち空は日本晴れ、まさに雲上の楽園だった。ここから南屏風、不忘山へ向かう稜線は東側が鋭く切れ落ちた、まさにナイフエッジだ。以前、初めて後烏帽子岳に登った時に見た屏風岳の絶壁は圧巻だった。しかし今回はオホーツク海高気圧のため、太平洋側は厚い雲に覆われて全く見えなかった。

不忘山は雲に覆われていたので、すぐに引き返し、同じ道をもどる。10時30分ごろエコーラインに戻るとこれから登る登山客がたくさんいたが、なぜかカッパを着ている。俺はTシャツ姿でも暑くて大汗をかいたが、大黒天まで下ると分かった、ふもとは雨なのだ。10時45分大黒天に無事到着、ちょうど5時間走ったことになる。2週間後の秋田100キロの目標はサブテン、つまり10時間以内でゴールすることで、今回の2倍の時間走ることになり、すご〜く不安になる。

帰りにまた遠刈田温泉の共同浴場(下)に入った。入る前にコンビニで石鹸を購入したのでサッパリすることができた。入浴後、遠刈田温泉で有名な蕎麦屋「新楽」に行き、名物「鴨そば」を食べた。薄切りの鴨肉とキャベツ、ネギがのって、つゆはそばつゆというよりスープといった感じだ。麺は太く手打ちと言っているが本当かな。950円也で期待が大き過ぎたか58点といったところで、もう一度食べようとは思わない。車で1時間昼寝をして帰宅したのが3時。4時から走友会の「のんべいクラブ」の飲み会。(T氏がダウンした)7時過ぎに帰宅し長い一日が終わった。